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2004年10月前半




10/5   近況報告

 なんで消えてんのさ?
 出先で体調をこわしてしまい、必死の思いで帰ってきたら、HPが何故か1週間分くらい巻き戻ってやんの。こういうときに限ってデータをとっておらず、あれやこれやしたあげくにGoogleのキャッシュからコピペ。とりあえず復旧したものの、再び沈没。
 なんだかここんところ、ついてません。どのくらいついてないかというと、駅の自動改札で何度やっても切符が通らず、駅員に「ちょっとコチラまでいいですか?」といって連行されるところを自分カラダよりランドセルのほうがでかいんじゃないかいうようなかわいい女子児童に「なにやってんだ、このオッサン…」と冷たく見られるぐらいついてません。ああっ、その視線サイコー! もっとぉぉ!!(←ついてるのでは?)





10/8   おしぼり

 今さっき定食屋でメシを食ってきたんです。
 会社の近くにあるひなびた定食屋なんですが値段も安いこともあって、昼食時にいくとサラリーマンがぱんぱんに埋まるくらい入ってるんですよ。そりゃもう臭うぐらいにパンパンに。
 入って席に座ると、そこかしらで「ポン」って音がするんです。おしぼりを取り出すときにたたいて開ける音です。そしてしばらくたった後、「おぉ〜」っていう満足げな声が聞こえます。オヤジどもが顔や首筋をおしぼりでふきおわった時に出る声ですね。
 普段は見栄をはってそんなことをしない私ですが、まわりがオッサンばかりなので、その店では顔をふいていきます。気持ちいいんですよね、コレが。オヤジたちの気分もわからないでもないです。ただ、ネクタイはずしてシャツの中までふくのはどうかと思いますけれども。
 今日は先輩(40直前・独身)と一緒に行ったんですが、なぜかおしぼりを開けようともしないんです。いつもは首筋をふいた後メガネの汚れもとるような人なのに、だまって鼻の頭をふく私をみるだけ。どうしたんですかと尋ねてみると、

「いやな、実は昨日、風俗に行ってきたんだけど」
「またですか!? ホンマに好きですねぇ」
「おねーちゃんに一本ヌいてもらった後にな、おしぼりでおねーちゃんがいろいろふいてんのよ」
「はぁ」
「なんかそれが妙に頭に焼き付いてしまってな。それで、ひょっとしたらこのおしぼりにもオタマジャクシの1匹や2匹はひっかかってるんじゃないだろうかって思ってしまったわけだよ。除菌してあるとはわかってるんだけどな」

 その日の日替わり定食が「イカの炒めもの」だったのが、つらさを増幅しました。





10/11   教育テレビ

 この週末、台風のせいで会社から帰るに帰れず、仕方がないので会社でダラダラとTVをみておりました。
 普段ニュース以外のTV番組をあまり見ないので、かなり新鮮でした。最近のTVはすべて字幕入りなんですね。フォントいじりも流行ってるんですね。オチもわかって読みやすかったです。しばらく見て耐えられなくなって、ナチュラルに教育テレビにチャンネルを変えている自分がいましたけどね。
 今いちばんチャレンジしているのは教育テレビかもしれません。使える予算が他局に比べて多いというのもあるんですけど、視聴率無視のわけわかんないこともやったりしてますから。その中から『日本語であそぼ』など、教育テレビならではのヒット番組も出てきていますからね。
 皆も子どものころに見た教育テレビを見てみませんか。結構おもしろいですよ。

 ……
 でもオタ対象に『カードキャプター さくら』とか『ふしぎの海のナディア』の再放送やってるのが汚いですよね。見るけど。





10/12   巨乳さんの気持ちを考えてみる

 つねづね巨乳がキライと公言している私ですが、巨乳さんだって好きで巨乳さんやってるわけではないですよね。ちょっと巨乳さんの気持ちを考えてみようと思います。
 仮に女の子に生まれたとして、顔も身長もフツーな子なんだけど、すくすくとチチだけ育ってKカップの巨乳さんになったとしましょう。


 私の名前はぴち子。
 夢はビックなシンガーよ。
 アイドルなんかじゃなくて、森山良子さんのように息の長い歌手になるのが目標なの。

 まずはオーディションを受けなきゃ! ってことで大手プロダクションのを受けてみたの。
 順調に選考会に残れたんだけど、まわりが「胸で…」なんてひそひそ声。何言ってんの! 実力よ!
 でも最終選考の結果は……みごと落選。さすがに一回で受かるほど甘い世界でないみたい。でも再戦をちかう私にスカウトの人が声をかけてきたの。
「君、グラビアで出てみない?」
 捨てる神あれば拾う神ありね! せっかくだから行ってみることにしたの。私、グラビアを足がかりにして歌手を目指すわ!

 グラビアの仕事はきついものだったわ。
 かろうじて大事な部分が隠れるような水着を着せられての撮影。
 写真集には『爆乳! Kカップがたわわに揺れる!!』と帯が私の顔を隠すようにまかれるし。
 変なオヤジとの接待では小さくジャンプさせれられつづけて、ふくらはぎがパンパンになった……。

 けれど、そんなヨゴレももう終わりよ。
 今日は私のDVDの撮り。しかも歌も入るの! ココからぴち子の歌手への道がスタートするのよ!

 え?
 歌いながら街中を走るの?
 このビキニつけながら?

 街中の人が私の胸だけを見てる。
 激しく揺れる胸を見てる。
 聞いて! 私の歌を!!
 私は胸じゃないの! 本当の私、私の胸の奥にある心を見て!!

 切なく悲しい歌声は誰の耳にも入ることなく、人々の記憶に揺れる胸のみが刻まれていった。



 ……
 巨乳さんもつらい思いをしているのですねぇ……。





10/13   素朴な疑問

 昆布のダシは海の中で出ていないんだろうけど、本当に出ていないんだろうか?
 理屈はわかってるんだよ。でも黒木瞳があんな姿で44歳のように、理屈では納得できない部分だってあるじゃないか。
 海がだし汁じゃないって、言い切れないだろう?





10/14

 もう何度目だろう。
 メガネをかけてるのにメガネを探してしまったのは。
 別に三十路に突入してボケてきたからというわけではないんですよ。10歳のころにメガネをかけ始めて以来、もう幾度となく繰り返しているんですよね。
 ついでに今日はメガネかけたままザブザブ顔を洗ってしまいましたよ。顔に手を当てるまで気づきもしませんでした。これもいったい何度目かなぁ。
 コンタクトしているときもあるけれど、かれこれ20年来のつきあいなのにどうしてこんなことしてしまうんでしょうね。どうにかならないもんかと考えながら歩いているときに、メガネ屋の看板のコピーに目が止まりました。


『メガネはカラダの一部です』


 そういうことか!


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