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2003年8月前半




8/1

 昨日めずらしくTVを見ていたら、コスプレについての特集をしていました。
 普通に話題として取り上げられるぐらいメジャーになったということなんでしょうか。コスプレイヤーの人たちがさまざまな衣装を見せたり、コスプレについて熱く語ったりしておりました。

 コスプレと言うと、昔は風俗業界のようなイメージがありました。今ももちろん大人気ですけどね。イメクラ、AVなどで大いに取り上げられております。
 やはり、現実から虚構世界へ逃避したいという願望でしょうか。特にここ数年でシェアが拡大しているように思われます。昔は妄想の産物でしかなかったと思うのですが、今や立派なジャンルとして確立しきました。
 まあ、男って多かれ少なかれ妄想するもんですから、好きなコスチュームとか必ずあるわけですよ。で、どんなにクールなナイスガイ(死語)でも若かりし時は好きな女性を脳内でコスプレさせて、あんなことやこんなことをさせちゃったりしているわけですよ。脳内じゃなくて現実にさせているヤツもいるでしょうけど。

 ……何てヤツだ。
 そんなことが許されていいと思っているのか。
 私だって脳内じゃなくて現実に白のハイソックスとか裸エプロンとかして欲しいのをぐっとガマン抑えてきたというのに
 
 ……すみません、ウソです。
 以前、ガマンできなくて「このYシャツを全裸の上に着て!」って自分のシャツを彼女に突き出したことがあったんですが、突き出した瞬間に向こうから拳を突き出されて見事にクロスカウンターが入り、そのままマットに倒れて10カウント入れられたことがあります。
 私はちょっとだけでいいから、ぶかぶかのYシャツを着て欲しかっただけなのに……あと、ちょっとだけさわったり揉んだり入れたりしたかっただけなのに……

 おっと、脱線が過ぎました。
 というわけで、全ての男子は多少なりともコスプレに憧れがあるわけなんですよ。
 ただ、どんなコスプレでもいいというわけではなく、人それぞれこだわりがあるわけでして。
 ナース好きだったり、スチュワーデス好きだったり、ゲームキャラのコスプレだったりいろいろいるわけなんです、婦女子の方。

 え、私ですか?
 当然こだわりはありますよ。
 でもね、学生ぐらいの頃と最近ではずいぶんと嗜好も変わってきていますね。
 学生のころ好きだったコスプレのAVなんかは

 ・女教師
 ・ナース
 ・OL(制服)

 なんかだったんですが、ここ数年で萌えたモノといえば

 ・巫女
 ・セーラー服
 ・園児服

 なんかこれだけ見ると、年上のオネーサマからロリオタへと嗜好が変わっているようですね。


 ……
 えっと、さすがにこのまま突っ走ってはいけない気がしてきました(少しだけ)





8/2

 仕事で来年のカレンダーを見ていたら、二月が29日までありました。
 2004年は閏年です。そういやアテネオリンピックは来年でしたね。オリンピックはちょうど閏年におこなわれます。

 それにしてもなんで4年に一度暦を修正する日を「閏年」と言うのでしょうか。
 調べてみると、太陰暦の頃の中国のある国では、王はひと月ごとに執政室を変えていたそうなんです。ただ、太陰暦には12の月以外に調整月である13の月があるんですが、その月は日数が少ないため王はわざわざ部屋を作らずに門の下で執務を行ったとか。で、門の下に王と書いて「閏」と書くと言う説がありました。なんか後付けくさいですね。
 でも何で二月じゃなきゃいけないんでしょうか。別に最後の月の12月でもいいですよね?
 ただでさえ28日と日数が少ないのに、4年に一度だけ29日あったりと面倒なことがあるので、二月って嫌われがちです。
 だからOLたちもこんな会話をしたりするんですよ。

「もー、寒いし短いし、二月ってさいあく〜」
「そうそう。年度末近くて仕事も忙しいのに、営業日が短くて全然片付かないよね」
「ホント、あっという間に過ぎちゃうから困るよね〜」
「だからしらないけどね、二月生まれの男って短いらしいよ
「ウソ!?」
「しかもね、早いらしいよ
「マジで!? 最悪じゃん、それ」
「だね〜」

 すみません。
 二月生まれですみません。
 早くて短くてすみません。
 でも、ポークビッツでもがんばって生きてるんです。
 一生懸命生きてるんです!
 だから、
 おねがいです。
 もっとなじってください(え?)

 って、何を言ってるんだ!
 そうじゃなくて何で二月で調整するのかという話でした。
 これも調べてみると、昔の暦では今の三月が一月だったからだそうです。
 春が始まる三月からスタートして冬が終わる二月で終了というのが昔の暦でした。で、最後の月である二月が調整月となっていたのです。
 その後、カエサル(シーザー)がローマの守り神であるヤヌス神(Januarius)の名がつく月こそ初めの月にふさわしいとして今の一月が初めの月となったわけですよ。英語の一月Januaryとヤヌス神のつづりからそのことがわかりますね。
 
 だから、本来は最後の月だったわけですよ。
 トリです。柔道で言うならば「大将」、紅白で言うところのサブちゃんなわけですよ。
 当然、二月生まれの男はトリを飾るにふさわしいモノの持ち主なわけです。
 さあ、やっと真実が証明されたところで、これをお読みの女性はすぐに私宛に

「ぴっちさん、もう私を……ムチャクチャにしてっ!」

 という主旨のメール
を送るべきです。今ならもれなく私の「真実」の威力を思い知ることができますよ。
 さあ、今すぐメールを!





8/4

 あ〜た〜らしいあさがきた きぼ〜おのあさ〜だ♪
 よろこ〜びにむねをひ〜らけ あおぞ〜らあーおーげー♪

 ラジオ体操の歌をフルに歌える人、手をあげて〜。
 は〜い(まっすぐひじを伸ばして手をあげながら)

 夏休みの朝といえば、ラジオ体操ですね。
 昨日、道路が通行止めになっていたのでいつもと違う道を通ると、公園で小学生たちがラジオ体操していました。微笑ましい光景です。
 しかし、今日も同じ道を通るとラジオ体操している子が一人もいません。
 いったいどうしたことかと電話で親に聞いてみると、近頃では毎日ラジオ体操することはなくなったとのこと。さらに言うと、お盆前後の20日間ぐらいはラジオ体操なしらしいのです。
 わざわざ遠回りして、ラジオ体操第2の2番目にやる筋肉もりもり運動をもじもじ恥らいながらやる少女の姿を見に行ったというのに!あまりの悔しさに危うく会社を遅刻するところでした。

 私ぐらいの年代の夏休みといえば、スタンプカードを首から下げて眠い目をこすりながらラジオ体操に行っていたと思います。
 ほぼ毎朝行きました。
 無駄に大声でラジオ体操の歌を歌わされたりもしました。
 中にはさらに早朝から近くの森に行ってカブトムシを取ってきて近所のガキに見せびらかしたり、体操する広場に落とし穴を掘っておいたり、体操している最中に火のついたドラゴンを投げ込んだりする子もいましたね。
 すみません。全部、私がしたことです。当時の子ども会の役員の方々、申し訳ありません。
 それがですよ? 今は夏休み中でもせいぜい2週間ぐらいしかやらないというではないですか。
 ゆゆしき事態です。
 毎朝の子どもの社交場がなくなってしまいます。
 是非、ラジオ体操の完全復活を求めます!
 復活の暁には毎日、飛び跳ねてもちっとも胸が揺れない子どもたちの姿をデジカメ持参で拝見しにうかがいますよ!(来るなとか言うな)





8/6

 ちょっと飲み過ぎで体がしんどいです。週のはじめに飲んだくれるものではないですね。あ〜、かったる〜

 で、会社からの帰り道、車から手を出しながらだらだらと運転していたのですが、そこでふと思い出したことがありました。

『時速80キロで走っているときに風を手の平に受けたときの感触は「Bカップ」である』

 学生時代にこの話を聞いたとき、バカみたいに手を出してました。しかも男ばかりの車で。かなしいですね。
 そのころを思い出して手の平で風を受けてみたんですが、たしかにすっぽり手の平サイズな感じがします。でも若干弾力がありすぎるような、固めのような気がしました。
 まあ、考えてみればこんなことを考えつく人が、チチを揉みまくれるようなモテな人間のわけがないです。数回もしくは脳内で触った感触を妄想変換して、風の圧力=胸の大きさとしたんでしょう。まったくもって寂しいかぎりです。まるで
「キュウリにはちみつかけるとメロンみたいだね!」
っておいしそうに食べる貧しい家の子みたいな感じですよね。

 ……
 そうやって考えると、私の学生時代の貧困ぐあいがよくわかって切なくなってきました。





8/7

 夏である。
 夏といえば、水着である。
 水着といえば「スクール水着」である。

 とは別に思ってはないんですが、なぜだか「スクール水着」と書かなければいけないようなオーラを感じたので書いてしまいました。
 で、スクール水着の話です。
 あれってちょうど下腹部の上辺りに前垂れのようになる感じで穴があいていますが、なんで腹の辺りに穴が開いてるんでしょうね。
 私は姉も妹もいないので、小さいころはその穴から小用をたすのだと思っていました。が、物事がわかるようになってからきづいたんですが、あたりまえですがおかしいですよね。
 そこで周りの女性に聞いてみました。得られた情報は、

  ○ 空気を入れて遊んだ。
  ○ ムリヤリ小用足そうとして破ったことがある。
  ○ 脱ぐときにそこに手を入れて脱いだ。

 などと、いまいち役に立たないものばかり。それどころか変質者扱いされそうな勢いだったので、調査終了です。だれが変態やっちゅーねん。
 その中でも、わりと有用な情報を手に入れました。その情報とは、

  ○ 水が水着の中にたまらないように排水口の役割がある。

 私自身もネットで調べたときにそういった記述をみつけました。
 たしかに水着の生地の面積が大きいですから、水がたまりやすそうです。排水口があったほうが便利でしょう。
 しかし、それならばスクール水着よりも、もっと体の起伏が大きくなる大人の女性用水着の方に排水口は必要なんじゃないでしょうか。それを考えると、いまいちこの説もしっくりこないものを感じます。

 結局、なぜ穴が開いているか明確な答えを見つけることができませんでした。
 だれかご存知でしたらBBSもしくはメールで教えてください。

PS スクール水着を調べてて気づいたこと。
 スクール水着に穴が開いていることを知らない男は、思いのほか多いんですね。
 「なんで、そんなこと知ってんだ?」
 と、まるでアメフラシを見るような視線で聞かれましたよ。
 そういうものなんでしょうか?





8/9

 わかってはいるんですよ。抑えなきゃいけないってことは。
 たしかにHP上では、「娘LOVE」だの「スクール水着」だの「幼女の○○」だのロリ発言はとばしてはいます。
 でも、リアルではせいぜい「たまに奇行を見かけるが、いちおう一般人だと思う」ぐらいにおもわれてるんですよ、私は。
 妄想はするけれども、それは脳内や電脳スペース(これももう死語かなぁ)だけに留めておかなければ、社会適応ができなくなってしまいます。
 ちゃんとわかっているんですよ、理性では。
 でもね
 ほら、どうしようもない事ってあるじゃないですか。

「ほんとに『どうしようもない事』なのか?」

 そんなこと言ったって、欲しいんだよ。アレが。

「考えて見ろ。アレを持っているところを人に見られたら、買っているところを見られたら、おまえはずっとそのことを言われ続けるんだぞ」

 見つからないように部屋に飾るし、見つからないところで買うから……

「と言いながら、すでに自分の行ける範囲のすべてのコンビニを回りに回って、会社の近くのこのミニストップにしかないことはすでに分かっているじゃないか。」

 で、でも……

「しかも、昼時で同じ部署の女性社員がたくさんいるところで大人買いする気か? 間違いなく後ろ指さされるぞ」

 で、でも、欲しいんだよ……

「一時の気の迷いで、今まで守ってきたおまえの世間の評価を一気に落とすつもりか?」

 ……気の迷いなんかじゃないんだ……

「なにっ!? お、おい! まて! 待つんだ!!」

 どうしても……どうしてもリカヴィネ欲しいんだぁっ!!
 (箱を抱えてレジへダッシュしながら)


 というわけで、買ってしまいました。
 萌えすぎっすよ、コレ。
 おかずになりすぎです。ごはん三杯はかるいです。
 とくにパジャマとかサイコーです。
 ああ、このあどけない寝顔が。ちらりと見えるおへそがっ!

 ……
 しばらく一人の世界から帰ってこないと思います。





8/10

 当HPは「ぴちぴちピッチ」とは何の関係もございません。
 変身もしませんし、歌も唄いません。もちろん人魚もなしです。
 だいたいこいつらチチでけーよ。チチはなぁ、こ〜手のひらサイズ(以下40000字ほどあるので省略)

 たまーに間違えて飛んでこられる人がいるみたいなんで、一応書いてみました。
 ぴっちです。まだ社会復帰はしてません。
 もうなんだかすっかりロリコン呼ばわりで困ったものです。そうじゃないのに。

 そういやロリコンと言えば、先日興味深い記事を見ました。
 昔からロリコン趣味の人たちはいたわけなんですが、そういう人たちは今はあまりロリコンであることを世間にばれないように注意しているというのです。
 まあ、昔も今もロリコンであることは社会的には良いとは見られないでしょうから、隠すと言うことはわかる気はします。
 が、この記事で取り上げていた人たちは、少女に手を出すことは犯罪だと認識していて、なおかつ趣味レベルではロリータを継続していた人たちなんですよ。
 そんな人たちにとって、現在の環境は昔に比べて住みやすいものだと思ったんですけどねぇ。モー娘なんかの影響でロリコンをガンガン養成してますし。
 なにが住みにくくしているのかなと続いて読んでいくと、第一に「性犯罪者が多くなったこと」があげられていました。
 たしかに、そりゃそうです。そんな人が多くなればチェックも厳しくなりますし、「児童ポルノ規制法」などの規制もおおくなりますからねぇ(個人的には「児ポ法」は穴だらけなんでどーなんかなと思いますが【参考HP】)
 そして、第二の理由が「モー娘オタなどによって『ロリコン』のイメージが悪化した」からだそうです。
 今までのロリコンは「大人の女性に魅力を感じない人たち」だったわけなんですが、これが今のロリは「大人の女性にも魅力を感じてはいるけれど、少女もいいと思う人たち」になってきているとのこと。
 さらに、昔は犯罪であることを認識しつつ趣味レベルにとどまっていたのが(もちろん趣味レベルを超えて、海外で好き放題やってた人たちもいるとお思いでしょうが、あれをやってる人は大人でも少女でもいける人たちが多いそうです)、現在はブーム的なものも手伝ってか、実際に行動に移してしまうし、罪の意識も少ないということでした。
 これはちょっと面白い意見だなぁと思いました。みなさんはどう思いますか?

 しかし、こんなこと書いてると

「ぴっちさんはブーム的なロリじゃなくて、筋金入りの真性ロリコンなんですね!」

 と思われかねないなぁ。ちがうんだけど。 私は育てたいだけなんですよ。育ててから成熟するのを待って収穫したいだけなんですよ。【参考コラム
 その辺、きっちりと線引きお願いしますね。
 だから、いつでも育ててほしい美少女からのメール、待ってま〜す♪





8/13

 連日の飲み会続き&仕事&寝不足の3連続コンボで鬼のように疲労困憊でへろへろです。なんだか久しぶりに家に帰ってきた気がします。
 そんな疲労困憊の私の心を癒してくれるのがネット空間。さっそくいつものようにPCの電源を入れます。
 
<今日の早朝(AM2:00ごろ)から今までの私の動き>
1)酔っ払ったままPCの電源を入れる。
2)巡回サイトを回る。
)巡回サイトで
  「こんなすごいのをサンプルで流していいのか!?
  といううたい文句を見つける。
4)ハァハァしながらリンク先へジャンプする。
5)鼻血をティッシュで押さえながらDLする。
6)回線がよくないのでDLする5分ぐらいの間、
  あらゆるシュチュエーションでの妄想を繰り広げ、
  ロールプレイしておく

7)DL終了後、ただちに行動に移る。
8)気がついたら朝。

 なんだか朝から頭が痛いし、体はだるいんですよ。
 これが、二日酔いのせいなのか、今までの疲労か、違う意味での疲労か、むき出しで寝ていたから風邪をひいたのか、理由が考えられすぎてどれなのかわからないんです。

「ぴっちさん……そんなつらいのならもっと早く私に言ってくれればいいのに! 3番目の意味での疲労は間逃れないけど、それ以外は全てクリアだったのよ!」

 と言いながら、本当は今日行くはずだったプールに行くために既に水着になって待っていたんだけど、心配でたまらなくて涙を水着にポロポロと落としながら看病してくれる娘(養女)を募集しています。
 もれなく、水着に涙がおちてできた大きなしみのとなりに、ちがうしみをつくってさし上げますよ!(←夜のサンプルはこういうシュチュエーションだったらしいです)





8/15

 ども。
 世間は1週間盆休みとかほざいてますね。3日しか休みがない私としては、ちょっと殺意を覚えたりしちゃいますよ。おまえら、働け。

 そんなこんなで、久しぶりのお休みなので髪の毛なんぞをジョキジョキと切りに行きました。
 私はいつも決まった美容室に行きます。そこの担当のおねーさん(24)がとってもロリータフェイスの上、胸も手のひらサイズで、10年前に会ってたら養女にしたいタイプ感じのよい人で話も合うからです。
 美容院とか床屋って自分と合った所を見つけるのは難しいですよね。だから一度いいところが見つかったらなかなか変えられません。そこにはもう2年半ほど行っています。
 今日も同じ担当のおねーさんに髪を切ってもらいます。今日のおねーさんは胸元が大きく開いた服を着ていました。胸が良く見えるのにまったく凹凸を感じさせないところがたまらなくグッドだと思いつつ、席に座ります。

「あー、ぴっちさん、いらしゃいませ。今日はどうなさいますか?」
「えーと、とりあえずかっこよくしてください
「それじゃあ、いつもとおんなじでいいですね」

 と、バカなセリフもかるーく無視されつつ、どんどんカットされていきます。で、ほとんど以前切った時と変わらない髪型になって終了です。

「では、髪を洗いましょう。どーぞ、こちらへ」

 おねーさんに先導されながら、洗髪室の方へ移動します。
 いつもならいかにも新人ですって人と交代するところなんですが、めずらしくおねーさんがそのまま洗髪台につきました。

「今日は、ちせさん(仮名)が髪洗うんですか?」
「ええ、今日はちょっと人数少ないんで、私がやります。わりと久しぶりなんで緊張するかも^^;」

 などと言いながら、てきぱきと準備をすすめていくおねーさん。
 私が椅子に座ると、すぐに仰向けに椅子を倒していきます。そして、いつものように顔の上にガーゼが……

 置かれませんでした。

 普通は洗髪の時に顔にガーゼとか薄手の布みたいのを置かれますよね? 今日はそれがなかったんですよ。
 ありゃりゃ、ホントに久しぶりで忘れてんのかなと思いつつも、別に男ですから顔に水が飛んだって化粧が落ちるわけでもないですし、何も言わずにそのままいたんですよ。
 でもね、あのガーゼが無いと、とっても視界良好なわけです。そして、洗髪のときって、洗髪する人の顔やら胸やらが自分の目の前に来るわけなんですよ。

「じゃあ、さっそくやっちゃいますねぇ」

 おもむろに私の頭をわしづかみにするおねーさん。
 目の前にくりだされる起伏の少ない胸。
 しかも、冒頭に書いたように、今日のおねーさんは大きく胸の開いた服を着ていたんですよ。
 ということはですよ、

 目と鼻の先に、若くてすべすべの素肌が露出された手のひらですっぽり覆えるくらいの萌えな胸

 があるわけなんですよ。
 さらに、おねーさんは一生懸命に私の髪を洗ってくれていますので、ブラまでばっちり見えてます。
 いいんですか!
 いいんですか、この状態!!
 風俗じゃないのに、こんな萌え状態を体験していいんですか!

 しかし、萌えまくっていてばかりではやばいことに気づきました。
 仰向けに体がそった状態でいますので、勃起したら一撃で周りの人にばれてしまいます。
 目の前で炸裂する萌えな光景を堪能してばかりでは、社会的な地位を失いかねません。
 もう失うものはすでに無いような気もしましたが、一応理性的に判断して、目をつぶることで対処しました。大変惜しいですが、これでひとまず人格を疑われずにすみます。
 しかし、次の瞬間にもろくも崩されてしまいました。

「ぴっちさん、痒いとこはありませんか?」
「ないで……!!」

 その時です。
 私の鼻の先にとてもやわらかくて弾力のあるものが触れたのです!
 そう、それはまぎれもなく大きく開かれた服からのぞいていた小さな起伏部の一部の感触!!

 ハーレルヤ♪ ハーレルヤ♪
 (下腹部も)ハーレルヤ♪


 ……
 もう、ここの美容院いけないです。





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