2006年5月前半 5/3 貴石 貴金属とは無縁の男、ぴっちです。 アクセサリーはおろか、腕時計すら気になって仕方がないためつけることはありません。だってそんなのつけると汗がたまるじゃないですか(←オッサンだからという意見は却下) なんでそんな話をしているのかというと、先日貴金属を扱う人と話す機会があったのですよ。 主に石の話をしていたんですけど、何でも最近は宝石がめっきり取れなくなっているみたいですね。特に「貴石」といわれるダイヤ、エメラルド、サファイア、ルビーは少なくなってるみたい。まあ私には関係ない話なんですが。 ただサファイアってのは成分的に見るとルビーと一緒だという話はちょっとびっくりしました。青い石と赤い石じゃないですか。正反対なものだと思ってましたよ。なんだか綺麗な女性だと思っていたのに、いざことにおよぼうとしたら第三の足がブラブラしているのと同じようなもんですよ。 しかもそれが自分より大きかったりすると、とても悲しい気持ちになるのです。 大抵の人は私より大きいですが……って何の話でしょうね。 5/5 体調不良時は何をしても良い? 先日、熱は出てないんですが風邪の菌が胃腸についたみたいで、下痢と腹痛に悩まされておりました。苦しんでる私を見かねたのか、普段はキツイ嫁もその日ばかりは柔らかく応対してくれました。今日からは既にきっついですが。 病気の時というのは結構周りの人が優しく対応してくれるので、あまりひどい体調でなければずっと病気でもいいなと思うことは、普段健康な人ならば誰しもが考えたことがあると思います。 小さい頃であれば風邪引くと果物がでてきた、なんて経験もある人もおられるのではないでしょうか。また病気であれば堂々と会社を休むこともできますし、次の日に出社すると「大丈夫か?」なんて声を欠けられることもあります。 ちょっと大げさに言えば、健康でない状態だと社会のルールから多少はみ出たことをしても許されるところがありますよね。例えばうなされているときに「太もも!」と叫んだとしましょう。高熱が出ているときなら、どんな夢みてるんだろと多少変に思われるかもしれませんが、社会的にそれほどのダメージとはならないと思います。これが健康な状態で叫んだとしたら、下手したら警察を呼ばれかねません。 ということはですよ、逆転の発想をすればあからさまに「病気ですよ!」と力一杯主張したような格好や態度、仕草を取りながら反社会的なことをしたとするならば、案外ゆるされてしまったりするんじゃないでしょうかね? そういうわけで我が理論を確かめるために、これからマスクにどてらを着込んで、せき込みながら千鳥足で女子中学校の校門の前に立って、「大丈夫ですか、おじさん!?」と心配して手をさしのべてくれる美少女を捕獲しに行ってみます。 更新が止まったら、「やはり学問には犠牲が必要なんだな……」としみじみ感じてください。 さあっ、がんばってくるかっ!(どてらを爽やかに着込みながら) 5/8 キノコの子 花沢健吾のコミックを読んでいると、なんだか胸が苦しくなったり、気がつくと涙で視界がぼやけたりするんですけど、みなさんはなりませんか? もしならないどころか「このマンガ、キメェwww」とか思うクソイケメンどもは早く死ね! 死にくされっ!! というわけで既婚者になっても、ほとんど毒男&喪男と変わらない生活を送っているぴっちです。私の息子にはもうカビが生えていて、キノコからキノコが生えるのも時間の問題というほど使用機会がないのに、そんなことを言っても毒男から信じてもらえないから、かえって独身時代よりひどい状況かもしれません。 それでキノコですが、この間仕事の関係で椎茸について書かれたパンフを読んでおりました。 こいつの学名って「Lentinus edodes」っていうんですが、edodesは「江戸の」というような意味で日本に関わりが深いようです。ふむふむ、ためになります。 その他の部分を記憶を掘り起こして書いてみましょう。 「日本や東アジア、東南アジアに広く分布する。 かさは最初のうちは球形で段差がないが、徐々に広がり平らになる。20cmを超えるものもあるが、かさがほとんどないものもある。 表面は黒褐色または褐色をおびており、亀の甲のようなひびわれができることもある。」 ごめんなさい。このパンフ読んで、江戸時代の春画を思い出してしまいました。 だって春画には「oh! ウタマロ!」な20cmのものだってあるし、黒褐色だし、亀甲だってあるんですもの!(確認したい人は上のリンクでも見てください) しかも「Lentinus」ってのはキノコ類によく使われるんですが、意味としては「柔らかくて丈夫な」ってな意味なんですよ。ほら、あってるでしょ? ってな話を熱く嫁に語ったら、何故だか次の日からエノキとかシメジの料理が増えた気がします。 オマエがその程度で決してシイタケレベルではないということでしょうか……。 5/10 マイノリティーサイト BBSにエロ広告が頻繁に入るようになると、いよいよマイノリティーサイトとして一本立ちできる日が近づいたなと思いますね。そんなサイトを読んでいるアナタも立派なマイノリスト。箔がつくってもんですよ。 ただね、マイノリティーサイトになると、これはこれで妬みを受けたりする訳なんですよね。やっぱり少数派は体制につぶされるんです。迫害されます。上履き隠されます。イスに画鋲置かれます。体操服は隠されたかと思ったら、自分で忘れてきただけでした。 いやそうじゃなくて、やっぱり日本人らしく皆が右向いたら右を向いていかないといけないんじゃないかなって思うんですよ。そうしないと今は日本海側に住んでますから、某半島の人に拉致られたり、監禁されたり、喜び組に入らされたり、大切に守ってきた後ろのバージンが女に飽きた将軍様に奪われてしまったり、それでちょっと違う世界に目覚めてしまったりしかねません。それはそれで変わった人生をおくれるのかもしれないですが、私はごめんこうむりたいのですよ。 だから早く私の下駄箱からなくなったスリッパを返すのがいいと思うのです、BBSにカキコしたエロ広告の業者さん。 ホントに社会人になって上履きを隠されるといういじめにあうとは思いもよりませんでした。たぶん上司・同僚も思ってもみなかったでしょう。 それはそうです。だって今私の机の上には、洗おうと思ってそのまま置き去りにしていたスリッパがおいてあるんですから。これはもうエロ広告が書き込まれたせいで、我がサイトがマイノリティーサイト認定を受けたからに違いありません。痴呆症ではないのです。 どうにもよくわかりませんが、きっと私が迫害を受けて酒におぼれたせいだからだと思います。 やさぐれたいときもあるのです。みんなも私のことを心配するといいよ? でも頭の心配はしなくてもいいよ? 5/13 春眠 今日一人会社に残り寝不足でぼーっとしてたら、上司に「ヒマならこれを読んでレジュメにまとめ、社員それぞれに渡しておいてくれ」とそれはそれは分厚いプリントの束を渡されました。 私は決してヒマでは無かったんですが、たんに眠いだけで。ただ昔から言われるんですが、私のぼーっとした顔というのはとんでもなく呆けているようで、度々こういう目にあわされます。親を恨もう。怨。 まあ仕方がないので文字がひたすら埋め尽くされたプリントを読んでいたわけなんですが、1枚目をめくった時点で記憶が遠くなりました。 遠くでペリペリとかビリビリとか音がしましたが、問題なかろうと思いそのまま落ちました。仕方がないのです。眠いのです。文句を言うなら「春」のヤツに言うのが良いと思います。コラーッ。 しばらくぶりに再起動すると、目の前のプリントが見るも無惨に破かれ、しかもどこから持ってきたかわかりませんが水で濡らされて、しかも一部は乾いておりしわしわになっているじゃないですか。 誰だこんなひどいことをするヤツは! とプンプンしていると上司がやってきて「なんでプリントしわしわなんだ?」と聞かれたので、「紙は濡れると伸び、乾くと縮むんですが、自然放置ではなかなか均等に乾かないのでこのようになるのです」と原理を説明してあげたのに、「そんなことは聞いていない」と一蹴されました。人の親切を無駄にしやがって。のろってやる。呪。 で、その後顔を洗うのを禁止され、難しい単語の羅列をほっぺに張り付けながら仕事をしました。みんな、ホレてもいいよ? 5/16 ご自愛ください 今日は仕事でエラい人に手紙を書いていていたんですが、手紙の末文でよく 『時節柄 なにとぞお身体ご自愛のほど念じあげます』 とか書きますが、「自愛」って言葉を見る度に卑猥だなぁと感じます。だって自分を愛しちゃうんですよ? で、今日は自分のムスコを「ご自愛」しちゃおうと思うんだけど、誰かよいオカズを提供してください。できれば美少女を「ご他愛」しちゃう方が良いんですけど。 5/23 歌はズルイ なんか久しぶりにカラオケ行きましたよ。ただオッサンばかりなので楽しくも何ともありませんけどね、仕事の一環です。 だけどオッサンという種族は、カラオケで歌わずにぼんやり飲んだくれてると「ほらっ、ぴっちくんも歌いなさい!」とかなんとか言って巻き込んでくるのがイヤですね。ただでさえ人前で歌うのは苦手なのに、BOXでなくスナックだとイヤさ加減も倍増というもんです。 私には歌というのは昔から羨望というか、嫉妬みたいなものがあるんですよね。 文字を書き連ねて美しい話を作ったとしても、小説は読むのに時間もかかるし、手にとって読む人も他の媒体に比べたら少ないです。しかも感動したと言って涙を流すのはもっと少ないですよね。 じゃあ小説を上手な俳優さんに情感を込めて朗読してもらったらどうなるか。多少は感動する人の総量が増えるんじゃないでしょうか。さらに芝居にしたり、映画にしたりすると、さらに増えると思います。もちろん文学より映像媒体の方がすごいという意味ではないですけど、影響は大きいと思うのですよ。 でもね、歌はたった数分でそれを可能にするんですよね。ズルい。 さらに言うと、文学では直接すぎてとてもじゃない、そんなの素の会話でしゃべってたら寒すぎるっていうような表現であっても、旋律にのせたら問題なかったりもします。 もちろんメロディと詩の両方を作ることが難しいことで、決してシンガーソングライターなどを批判する訳じゃないんですが、【文字】の分野に住んでいる自分から見ると、5分程度の時間の中で多くの人に影響を与えることができる【うた】というジャンルが、羨ましいを超えて『ズルい』と思っちゃうんですよね。 っていうような話を10年以上前、ちょっと好きだった女の子に「カラオケ歌わないの?」と聞かれて、断る理由として話したのを思い出しました。何カッコつけたこといってるんでしょうね、私。ちょーはずかしぃー。 っていうような昔話をしてオッサンのカラオケ要求を断ろうと画策したんですが、酔っぱらいのオッサンは全然聞いちゃいねーし、店のママも「社長命令よ!」とかけしかけるし。 仕方がないから『ハレ晴レユカイ』でも歌って場を引かせまくってやりたかったんですが、なんだか問答無用で『兄弟舟』とか入ってましたよ。 やっぱり歌はキライかも。うん。 5/25 人は何故端っこを陣取るのか 電車の座席が空いていると、人はどうして端っこに座ってしまうものなのか不思議でならなかったのですが、先日ふとしたきっかけで氷解しました。ありがとうございます。いえいえ、どういたしまして。 で、なんだったかというと、 オセロです。 そう人は『オセロでは、端っこをとった方が有利である』という思考がこびりついてしまっているので、自然と端っこに陣取りたがる訳なんですね。実にわかりやすい納得のできる理由です。 端っこに陣取ってさえいれば、オッサンに挟まれて自分までオッサン色にされてしまうこともないわけです。反対に美少女を自分の知り合いで挟むことによって、その少女を自分色にひっくり返すこともできるわけですよ。漢字で書くと『嬲』ですね。これもオセロ理論に則って端っこに陣取ることで確率が上がるわけです。ただ『嫐』であるならば、端っこを譲ることもやぶさかではないのですが……。 だから若いDQN風のにいちゃんが、座席が空いてるのにもかかわらず真ん中にドッカと座っていたら、 「ああ、あの人はきっとオセロやらせたら小学生並みに弱いんだろうなぁ」 と哀れんだ目で見てあげましょう。 5/29 電車にて 先日、出勤途中の電車の中でバレーの栗原めぐみを386%(当社比)ほど美化したような素晴らしい私立女子中学生と向かい合わせの座席に座りまして。 その女子中学生が白く無駄な肉が付いていない、けれども筋肉ばかりというわけでもない綺麗な細身の足を何度も私の眼前で組み替えるんですよ。しかも何度も何度も。 さらに言うとその私立女子中のスカートは前で合わせるようになっておりまして、短いスカートからうっすらと白い布がチラチラするじゃありませんか! これはきっと私に神様が養女を与えてくれたに違いありません。そう考えるのは自然ですよね? しかし千載一遇の場面に出くわしているというのに、もうかれこれ引きこもり歴30年の私にはどう行動したらよいものかわからないのです。 そうこうしているうちに、私が降りる手前の駅で、少女は電車を降りてしまいました……。 次の日以来、私がその日と同じ時間の同じ車輌に乗るようになったのは仕方がないことですよね。うん。 |
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